- 保険の種類って何があるの?
- 保険の仕組みって何?
- 保険の基本を知りたい。
保険というと何だか難しそう…と感じる方も多いでしょう。
しかし、私たちの生活には欠かせない「保険」。
その基本的な仕組みを知ることで、より保険を上手に利用するヒントが見つかるかもしれません。
生命保険代理店
10年間医療職として勤務した経験を持ち、現在はサラリーマンとして勤務。35歳、2児の父。
今回は、保険の基本的な仕組みについてわかりやすくご紹介します。
「自分がどの保険を選べばいいか分からない」など保険について直接知りたい方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
保険は大きく分けると、国民皆保険制度と民間保険制度の2つ
保険は大きく分けると、国民皆保険制度と民間保険制度の2つです。
保険とは、多くの人が少額のお金を出し合い、そのプールされたお金で、もしもの時に困っている人を助ける仕組みです。
これにより、個々のリスクを分散させ、安心して生活を送ることができます。
国民皆保険制度
国民皆保険制度は、日本に住んでいるすべての人が加入することを義務付けられている制度です。
これにより、基本的な医療サービスを受けることができます。
国民皆保険を詳しく知りたい人はこちらの記事でご覧ください。
国民皆保険の中に、「高額医療費制度」「遺族年金制度」があります。
高額医療費制度
高額医療費制度は、医療費が一定額を超えた場合に、その超過分を国が補助する制度です。
これにより、重い病気やけがでも安心です。
遺族年金制度
遺族年金制度は、働けなくなった家族の代わりに、一定の収入を保障する制度です。
民間保険制度
民間保険制度は、国の制度だけではカバーしきれないリスクに備えるための制度です。
例えば、がん保険や生命保険などがあります。
国の保険で賄えきれない部分を、自身で選んで民間保険に入るイメージ。
民間保険は主に次の通りです。
- 医療保険
- 死亡保険
- がん保険
- 自動車保険
- 火災保険
- 地震保険
他にも、自賠責保険、傷害保険、ペット保険などがあります。
民間保険を選ぶポイントを詳しく知りたい人はこちらの記事でご覧ください。
医療保険
病気やケガでの治療費を補助する保険です。入院や手術、診察などの医療費用がカバーされます。
健康診断で気になる結果が出た方や、家族に病気の既往がある方、特定のリスク(骨折等)がある方は検討しても良いかもしれません。
基本的には保険証を使えば3割負担で受診ができます。
それでも、カバーできない可能性があるのであれば検討しましょう。
また一般的に気をつけるのは入院が長期化する場合です。高血圧性疾患で30日や脳血管系で70日、脳梗塞になってしまい寝たきりで半年以上入院などもあります。
病院で勤務していた時は年単位で入院されている方もいました。
高額療養費制度を使っても、毎月10万円を支払い続ける…
それを考えるとぞっとしますね。
死亡保険
保険契約者が亡くなった際に、遺族に保険金が支払われる保険です。
家族を持つ方や、大きな借金がある方は、家族の将来を守るために考慮すべきです。
子どもがいる家庭は将来のライフプランも含め、子どもが小さい時は高額、大きくなるにつれて少額の保険をおすすめ。
遺族年金はあるものの、賄いきれない部分が多いことも理解しましょう。
学資保険で貯めると方法もありますが、早期解約は損をする場合もあります。
万が一があった場合には払込がなくなり、学資金が受け取れますが、死亡保険と同じ役目を果たします。
がん保険
がんの診断や治療に関する費用をサポートする保険です。
がんの既往が家族にある方や、定期的ながん検診を受けている方は、特に検討が必要です。
ただし今は男性が2人、女性が3人に1人がんになると言われています。
これはからくりとして「医療の発展で寿命が延びた」「医療の発展で小さい癌も早期発見されるようになった」が考えられます。
一部では「先進医療特約」などがありますが、先進医療は保険適応にする前の段階です。
そんな先進医療を望みますか?
たかが数百円、されど「ちりつも」で考える必要があります。
喫煙、飲酒などのリスクが高い方は保険料が高くなる傾向ですが、検討しても良いでしょう。
一番良いのはたばこを吸わないことですけどね!
自動車保険
自動車保険は、車を運転する際のリスクをカバーするための保険です。
交通事故が起きた際の賠償責任や、車両の損害を補償します。
車に乗る頻度によって、適した保障(オプション)を選ぶ必要があるよ。
車に乗らない人は入る必要がないよ。
火災保険
住宅や家財が火事などで損害を受けた際の補償を行う保険。
地震保険
地震による住宅や家財の損害を補償する保険。
実は火災保険と地震保険って「セットで加入する必要がある」のと「地震保険の保障はどこも同じ」です。
まとめ
保険は「相互扶助」の精神から生まれた制度です。
私たち一人一人が少しずつお金を出し合い、そのプールされたお金で困っている人を助けるます。
この仕組みにより、私たちの生活はより安全で安心なものとなります。保険の基本的な仕組みを理解し、自分に合った保険を見つけ、賢く利用しましょう。
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